ニシキゴイのユーザー数はなぜ伸びないのか。個人開発によるCGMの成長戦略。


個人開発でCGMを開発して運営することはとても楽しい。

自分がつくった一種の新しい世界のようなところで、自分の知らない人たちが創作したり交流を楽しんでいる。少なからず居場所を提供できる。

こんなのはもう、サイコーだと思う。

一度つくってしまえば運営にあたってすることは多くはないし、もちろんやろうと思えばやることなんていくらでもあるのだが、やらないでおくこともできる。


CGMをグロースさせるために


でも本当にそのCGMをグロースさせて、最大限多くの人に使ってもらおうと思うと、開発してリリースするだけではまったく足りない。 自分には長らくこの認識が欠けていたなあと思う。ビジネスサイドの人ってよく言うけど何やってんだろうと思っていた。

ただこの記事を読んでハッとさせられた。
noteにおけるコア体験と相互作用メモ

特に文章中に出てくるあまりにもシンプルな図。

This is image

いやいやシンプルすぎでしょと思ったがよくよく考えてみると自分はこのような図をつくったことがなかった。厳密にはつくったことはあっただろうがそんなに意識していなかった。
ちなみに自分で開発している「俳句と写真のSNS ニシキゴイ」についても同じ図が当てはまると思う。

非常に簡単なことだ。ニシキゴイで投稿すると作品が増え、それを楽しむユーザーが増え、作品に対する反応が増え、作者が増える。こうしてサービスが成長していくはずだ。


ではなぜニシキゴイは成長しないのか。


ニシキゴイはリリースしてから5人のユーザーがつき、それが10人になり、50人になり、少しずつ成長して毎日100人以上のユーザーが集まるコミュニティとなった。
これまでに12000以上の投稿がされている。

文系学生が右も左もわからないまま開発した初めてのサービスとしては、自分でもそれなりによくできたほうだと思っている。

しかし、DAUが100人を突破したあたりから成長が鈍化した。 本来であればネットワーク効果?とやらもあるはずだし、そこそこの規模まではユーザーが増えれば増えるほど成長角度は高くなっていくものだと思っていたので、これは少し予想外だった。

ここで立ち止まり、成長しない理由を考えてみる。

ニシキゴイの成長戦略図は以下のようになるはずだ。

This is Image

ニシキゴイはiOSアプリ内で成形されるコミュニティであるが、そんなニシキゴイが成長するにはもちろん外部からの流入が必要である。この図をみれば一目瞭然だ。「投句してシェアしてたくさんの人が作品をみる」ことが必要なのがわかる。

しかしこれまでの自分の開発方針は、とにかく既存のユーザーのUX向上に向いていたと思う。だからこそ大した流入がないにも関わらず、DAUが減ることはなく、ある程度のリテンションレートを保つことができている。

確かに個人開発をしていると、使ってくれるユーザーがありがたくて仕方がなくなってくる。既存ユーザーに嫌われたくない、アンインストールして欲しくない。そんな思いからつい弱腰の運営をしていたと思う。

でも自分のアプリの外側にはその何倍、何十倍、何千、何万倍もの人たちがいる。彼らを取り込むことに対してもう少しマインドシェアを与えても良いはずだ。

今は、この基本的な図で随分と結果は変わってくると確信している。
個人開発になると、「どうしても何となくこの機能が必要な気がする」といった感じで進めてしまうことが多くなるが、先ほどのような簡単な図をもとに

今後は強く意識して進めていこうと思う。とにかく、この成長サイクルのボトルネックとなっている部分を徹底的に数値改善すれば、間違いなく成長するはず。この仮説を検証してみたい。

この取り組みによる数値改善の結果はまたこのメモブログにでも書き記していく。 これまで盲目的に開発をしてしまった後悔と、今後の成長への展望が見えた良い機会になった。

そういえばいつかの授業で課題図書になっていて読んだザ・ゴールにもこんな感じの内容が書いてあった気がする。

そのときは何の実感も持てず、これまで活かすことができなかったが、今回気づくことができてやはり個人開発して自分で実験の場を持てることはアドバンテージになるなと実感。

どのような結果になるのか楽しみ。

今日の学び

新規ユーザーが増えなければニシキゴイは成長しない! いくら良いものをつくっても勝手にユーザーが増えるわけではない! 成長サイクルはまわってこそサイクルだ!